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その他のジャーナル

2010
54巻

中心性網脈絡膜症の視力改善とIS/OS line

その他のジャーナル 54巻(1号)2010

restoration of outer segments of foveal photoreceptors after resolution of central serous chorioretinopathy.
Ojima Y et al(京大)
Jpn J Ophthalmol 54(1): 55-60, 2010
・中心性網脈絡膜症CSCが改善した70例74眼のレコードをOCTのIS/OSラインを指標として検討した。
・53眼(71.6%)で、IS/OSラインは網膜剥離の吸収とともに発現し、視力も改善していた。
・残りの21眼(28.4%)ではIS/OSラインはCSCの改善直後には検出されず、視力も0.1~1.5(中間値0.9)であった。
・この21眼中15眼をOCTで経過観察した所、4眼ではIS/OSラインは結局、発現せず、視力も不良であった(3眼で0.15、1眼で0.8)。
・9眼ではIS/OSラインが2か月から16カ月で発現し、視力も改善してきた(0.8~1.5)。

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