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その他のジャーナル

2010
3巻

IOL Masterを使用した眼軸長測定における白内障のdensityの影響

その他のジャーナル 3巻(11号)2010

太田丈生他(奈良医大)
眼臨紀 3(11): 1145-7, 2010
・白内障患者56名56眼で、術前に白内障densityをScheimpflug videophotography(EAS-1000)を用いて測定。白内障手術の術前と術後3ヶ月目にIOL Masterで眼軸測定を行った。
・白内障の核のdensityは 3376.1±1395.1(1042~7619)であり、術前-術後の眼軸長差は0.058±0.045(-0.044~0.176)であり、両者間に有意な相関がみられた。
・眼軸長差=0.0002*density-0.0023((R=0.55 p<0.001)。
・眼軸長の 0.1mmの誤差=0.3 Dの屈折誤差
・水晶体核部の屈折率の変化が、術前の眼軸長をやや長くする主因である

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