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その他のジャーナル

2011
82巻

術後眼内炎の術中予防対策

その他のジャーナル 82巻(4号)2011

島田宏之(日大)
日本の眼科 82(4): 452-6, 2011
・術後眼内炎予防、白内障手術、滅菌、消毒-眼組織へのヨード液の安全著効濃度:0.05-0.5%。
・殺菌効果のピークは0.1%:これは、希釈液の方がヨウ素を遊離しやすいためであるが、効果持続の為には補給(洗浄)を繰り返す必要がある。
・室温で8時間放置した場合、0.25%のヨード液なら、0.1%以上の濃度が保たれるため、0.25%液を術野洗浄として使用するのが良い(8時間以内に使用すること)。
・0.25%ヨード液で術中洗浄を繰り返した場合の前房ヨウ素濃度は、白内障手術時では約0.008%、硝子体手術では約0.001%となり、安全である。
・通常、皮膚消毒 2倍=5%、点眼 8倍=1.25%、洗眼 16倍=0.625%→32倍=0.313%

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