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その他のジャーナル

2013
17巻

緑内障手術に対する術前緑内障点眼薬の影響

その他のジャーナル 17巻(7号)2013

BAK dose response in surgical outcomes.           
Boimer C et al(Karmel M)
Eye Net 17(7): 19-20, 2013
・塩化ベンザルコニウム(BAK)を含んだ術前の点眼治療は線維柱帯切除術の術後成績に影響を与えていることが分かった。
・128名の手術成績を調査した。
・完全成功:追加治療が不要、部分成功:手術は不要だが点眼治療が必要、失敗:追加手術が必要、に分類した。
・結果には年齢、術前白内障手術、MMC暴露時間、緑内障進行具合などは影響しておらず、ぶどう膜炎、新生血管緑内障などが多いに影響しているが、BAKも影響していた。
・術前点眼薬のBAK濃度は0.005~0.02%であったが、BAK濃度と点眼量の積をとって、全BAK量を求めると、この値は手術成績に有意に影響していた。
・どの程度前にBAK含有点眼薬を中止すべきかについては今後の検討が必要(TY)

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