眼科JOURNALトップ > その他のジャーナル > 仰臥位と座位とでの眼圧変動

その他のジャーナル

2014
58巻

仰臥位と座位とでの眼圧変動

その他のジャーナル 58巻(3号)2014

Posture-induced changes in intraocular pressure: comparison of pseudoexfoliation glaucoma and primary open-angle glaucoma.
Ozkok A et al(Turkey)
Jpn J Ophthalmol 58(3): 261-266, 2014
・POAG29例と偽落屑緑内障PXG32例で、眼圧測定を座位と仰臥位で測定した。
・測定はIcare PRO眼圧計を用いたが、座位ではGoldmann圧平眼圧計も併用した。
・GATとIcareとの差は0.12±0.8mmHgであり、良く相関していた(r=0.964 p<0.0001)。
・座位眼圧はPOAG:PXGは16.6±3.3:15.0±2.8(p<0.03)で有意にPXGが低い症例であったが、仰臥位では18.3±3.7:18.0±3.0(p>0.7)であり有意差はなくなり、座位と仰臥位との差をみると、1.7±1.2:2.9±1.9mmHg(p=0.001)と有意差があった。
・症例選択の基準に問題はあるものの、視野障害の程度は座位と仰臥位との眼圧差が大きいほど強かった(p<0.0001)。(TY)

過去のアーカイブ