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その他のジャーナル

2016
120巻

治療抵抗性の感染性角膜潰瘍に対して角膜コラーゲンクロスリンキング併用が有効と考えられた2例

その他のジャーナル 120巻(12号)2016

治療抵抗性の感染性角膜潰瘍に対して角膜コラーゲンクロスリンキング併用が有効と考えられた2例
河野雄亮他(北里大)
日眼 120(12): 831-836, 2016
・角膜コラーゲンクロスリンキング(CXL)は円錐角膜の進行抑制に有効であるが、感染性角膜潰瘍に対しても有効であったので報告する。
・82歳と76歳の2症例で、真菌、細菌に対する治療に抵抗性があったが、CXLを行った2週間後に角膜透見性が改善し、潰瘍縮小と上皮化がみられ、完成は沈静化した。
・CXLは感染性微生物に対する直接的な殺菌作用があり、殊に細菌、真菌に対しては強い効果がある。
・リボフラビン点眼下で紫外線を照射したときに発生するフリーラジカルが効果的である可能性がある。
・もう一つは角膜コラーゲン線維を架橋し、融解に対する抵抗性をあげ、角膜穿孔の危険性を回避する効果がある(TY)

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