眼科JOURNALトップ > その他のジャーナル > Dysphotopsia(アクリル製スクエアエッジIOLによるグレア)

その他のジャーナル

2017
34巻

Dysphotopsia(アクリル製スクエアエッジIOLによるグレア)

その他のジャーナル 34巻(2号)2017

稲村 幹夫(稲村アイクリニック)
あたらしい眼科 2017; 34(2):229-230
・Positive dysphotopisiaの解説
・アクリル製IOLのスクエアエッジで起こる、若年者に多い
・弓状の光の輪のみでなく光源からの放射状の光も見える
・CCCが光学部を完全にカバーしている場合は時間の経過とともに症状が軽減・消失)
・予防:CCCコンプリートカバー、CCCが大きくなってしまった場合はエッジが露出しそうな部分にループの付け根を持ってくる、若年者(筆者の症例はすべて65歳以下)は(瞳孔径が広がりやすいので)光学部の大きなIOLを選択
・対症療法:縮瞳薬の点眼、ブリモニジン点眼で症状改善
・手術療法:①レンズ交換(①スリーピースレンズの嚢外固定、光学部径7mmレンズがベター)、②ピギーバックIOL、③光学部の前方移動(CCCの前方にキャプチャー)(MK)

過去のアーカイブ