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その他のジャーナル

2019
8巻

ラタノプロストとブリモニジンの角膜温度への影響

その他のジャーナル 8巻(3号)2019

Effects of the Glaucoma Drugs Latanoprost and Brimonidine on Corneal Temperature
Katarzyna Konieczka, et al (Switzerland)
Transl Vis Sci Technol 21;8(3):47. 1-9, 2019
ブリモニジン:選択的α2受容体アゴニスト 房水産生抑制とぶどう膜流出路促進
              1時間以内にIOP低下し、2-3時間でピークに達する
ラタノプロスト:プロスタグランディンF2α受容体アゴニスト ぶどう膜流出路促進
              プロドラッグであり、角膜通過時に代謝されacid型になって作用するため、眼圧下降効果が最大になるのは8-12時間とされる
19-47歳の健常人40名(男女比1:1)に上記点眼後、サーモグラフィーを用いて中心角膜温度を測定した
NaCl点眼、ラタノプロストでは角膜温度に変化はなかったが、ブリモニジン点眼では0.5℃角膜温度が低下した。
点眼2時間での測定ではラタノプロストよりもブリモニジンでの眼圧下降効果が大きかった
ブリモニジン点眼で中心角膜温度が低下したのは毛様体や虹彩の血流低下と考えられる。(MM)

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