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その他のジャーナル

2020
0巻

硝子体注射前後の抗菌薬投与と眼内炎

その他のジャーナル 0巻(号)2020

Incidence of endophthalmitis after intravitreal injection of an anti-VEGF agent with or without topical antibiotics. 
Morioka, M., Takamura, Y., Nagai, K. et al. (福井大)
Sci Rep 10, 22122 (2020). https://doi.org/10.1038/s41598-020-79377-w

抗VEGF薬の硝子体注射(IVI)を受けた患者の記録をレトロスペクティブに分析
多施設共同研究(18施設)
ほとんどの施設でマスク、滅菌手袋、ドレープを使用
147,440眼、眼内炎の発生率は0.007%であった:
抗菌薬不使用で0.005%、
注射前のみ抗菌薬投与で0.009%、
注射後のみ抗菌薬投与で0.012%、
注射前後に抗菌薬投与で0.005%であった
4群間に統計学的有意差なし(カイ二乗検定、p=0.57)。
眼内炎を発症した10眼のうち9眼は局所抗生物質の投与を受けていた
感染眼はすべてプレフィルドシリンジではないアフリベルセプトによるIVIであった
複数回のIVIを受けた4例では、原因菌の検出から使用した抗生物質に対する耐性あり
【結論】この大規模な集団から得られたデータは、抗生物質の投与の有無にかかわらず、抗生物質の予防投与はIVI後の眼内炎の発生率を減少させないことを示唆している。(MK)

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