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その他のジャーナル

2025
79巻

アトロピン点眼液で副作用が発現した小児への眼軟膏の有効性

その他のジャーナル 79巻(7号)2025

卯木伸介 他.臨床眼科79巻7号2025年7月:911-915
・アトロピン(At)点眼で副作用が発現した症例にAt眼軟膏を処方し屈折検査を行った症例の報告。
・At点眼で192例中14眼(7.3%)に副作用(発熱、発疹、顔面紅潮、充血、不穏)が発現したため点眼を中止した。
・1か月後に14眼中5眼(1歳~4歳)にAt眼軟膏を処方し再検査を行った。
・軟膏による副作用の発現はみられなかった。
・投与方法:アトロピン点眼 :1日2回点眼 1週間
アトロピン眼軟膏:1日1回点入(児の就寝中に保護者が行う) 1週間
・眼軟膏は結膜嚢に点入後、眼表面に長時間滞留し薬剤を徐放する。このため急激な薬剤暴露を防ぎ、副作用が少ないと考えられている。
・アトロピン眼軟膏を投与後副作用発現率が0.74%(240例中2例)で眼瞼皮膚炎および発熱がみられたとの別の報告がある。
・眼軟膏1㎝の長さが点眼液1滴量に相当する。
アトロピン眼軟膏は、点眼や涙嚢部圧迫に抵抗する小児やアトロピン点眼アレルギー既往児の代替方法となりうる。(AM)

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