小川広徳 他 臨床眼科紀要18(8):2025 490-494
・難治性である強度近視眼の傍血管微小裂孔を伴う網膜剥離に対して、内境界膜翻転術を行い復位を得た症例の報告
・症例:79才女性、術前左眼視力0.04(0.07×S.-7.50D.)、左眼軸長29.80mm
・後極の広範な網膜剥離。網脈絡膜萎縮のため検眼鏡的に裂孔の同定が困難であったためOCTで位置を同定した。
・強度近視眼の後極の網膜剥離で裂孔不明の場合、傍血管微小裂孔の可能性があり、特に耳側血管付近が好発部位とされる。
・網膜皺壁や網膜分離は強度近視眼で血管周囲にみられるOCT所見である。
・網脈絡膜萎縮巣内の裂孔閉鎖には内境界膜翻転法が有用である可能性がある。(AM)