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Retina

2007
27巻

PDT治療とケナコルト硝子体注入の併用治療の効果

Retina 27巻(6号)2007

Prolongation of choroidal hypofluorescence following combined verteporfin photodynamic therapy and intravitreal triamcinolone acetonide injection.
Luttrull JK et al(CA USA)
Retina 27(6): 688-92, 2007
・加齢黄斑変性症の中心窩下脈絡膜新生血管(CNVM)に対し、PDTに硝子体内トリアムシノロン注入を併用した時の(PDT+IVTA)、FAでの脈絡膜の低蛍光(PCH)の持続状態を調べた。
・2003.12~2004.11に行った PDT+IVTA群(46例53眼)を、PDT後1週、3ヶ月にFAを行い、3ヵ月後のPCHを1週間後のものと比較した。
・PDTだけ行った27眼をコントロールとした。
・PDT+IVTAでは、37/53(70%)でPCHがみられたが、コントロール群では、3/27(11%)でPCHが見られただけであった(P<0.0001)。
・このことはIVTAはPDT単独の効果を延長させる効果があることを示唆する。

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