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Retina

2010
30巻

DM黄斑症にたいするアバスチン注入とグリッド光凝固の効果

Retina 30巻(10号)2010

Intravitreal bevacizumab and/or macular photocoagulation as a primary treatment for diffuse diabetic macular edema.
Solaiman KAM et al(Egypt)
Retina 30(10): 1638-45, 2010
・48例62眼の糖尿病黄斑浮腫を、21眼の硝子体内bevacuzynab 1.25mg注入群(IVB群)、19眼のグリッド凝固群(MGP群)、22眼のIVB後にグリッド凝固を行った群(併用群)に分け、治療の効果を検討した。
・1,3,6か月後の中心黄斑厚(CMT)、BCVA、FA漏出の変化、合併症の有無で検討した。
・1ヶ月後では、CMTの改善は、MGPでは10.45%(p>0.05)、IVBでは31.30%(p<0.05)、併用群では23.77%(p<0.05)であり、BCVAの有意な改善(p<0.05)は、IVB群(0.84→0.52:小数点0.14→0.30)と併用群(0.83→0.65:小数点0.15→0.22)でみられた。
・3ヶ月目では、CMTの改善が有意(p<0.05)であったのは、併用群34.5%だけであり、BCVAの有意な改善(p<0.05)は、IVB群(→0.71:小数点0.19)と併用群(→0.62:小数点0.24)であった。
・6か月後では、CMTの有意な改善(p<0.05)は併用群21.85%だけで、BCVAはいずれの群でも有意差がなくなっていた。
・併用治療は瀰漫性のDMEの初期治療として有効であろう。

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