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Retina

2011
31巻

シリコンオイル眼における眼軸長測定の誤差

Retina 31巻(2号)2011

Immersion B-guided versus contact A-mode biometry for accurate measurement of axial length and intraocular lens power calculation in siliconized eyes.
Einen KGAE et al(Egypt)
Retina 31(2): 262-5, 2011
・シリコンオイル眼60眼をAモードで測定したA群30眼と、浸水性Bモードで測定したB群30眼に分けて、術後3ヶ月目の眼軸長と比較した。
・B群では25眼83.3%が予定屈折度の±1D以内に入っていたが、A群では14眼46.4%だけであった。
・平均屈折偏位はBモードでは0.15±0.94であり、Aモード群 -0.95±1.16よりも有意に小さかった(p=0.024)。
・これは、Bモードではシリコンオイルと網膜間の空間が区別できる事によると考えられる。
・シリコンの後面は強い反射像を示し、網膜前面のスパイクと間違えられるのであろう

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