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Retina

2011
31巻

白内障手術中の水晶体片落下に対する硝子体手術

Retina 31巻(8号)2011

Same-day versus delayed vitrectomy with lensectomy for the management of retained lens fragments.
Colyer MH et al(MD USA)
Retina 31(8): 1534-40, 2011
・白内障手術中に水晶体片が硝子体内に残存した時、当日、硝子体手術を行った方がいいか、日を改めた方がいいかを、2005-2008年の171例172眼について、6ヶ月後の視力、CME、眼圧上昇、網膜剥離、硝子体出血、脈絡膜出血、眼内炎などを検討した。
・年齢は75±0.8歳、後日手術の平均日は15±2日である。
・最高矯正視力は当日手術が0.73±0.09、他日手術が0.72±0.06で有意差なし。
・当日手術をおこなった59眼中、17眼(29%)で術後合併症が発症したが、他日手術では113眼中38眼(38%)で有意差がなかった。
・最も多い合併症はCMEで、25/172(15%)に発症した。

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