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Retina

2012
32巻

病的近視の中心窩下脈絡膜血管新生に対するPDT治療の長期結果

Retina 32巻(8号)2012

Long-term results of photodynamic therapy for subfoveal choroidal neovascularization with pathologic myopia
Fabrizio Giansanti et al (Florence, Italy)
RETINA 32: 1547-1552, 2012
・無血管中心窩の中央を含む脈絡膜血管新生に対してPDTを受け、少なくとも5年以上観察できた病的近視(-6.0D以上か、眼軸が26.5㎜以上)の患者43名43眼。抗VEGFやステロイドで加療された者は除外。
・初年度平均視力は不変。2年で悪化し始め、3年以上で明らかに悪化した。PDTの回数が増えることや初回PDTのスポットサイズは共に視力に影響していないと思われた。
・CNV付近の網脈絡膜萎縮は5年で83%にみられた。長期観察すると、網脈絡膜萎縮の進行により視力は低下する。レーザーは長い眼軸では網脈絡膜が薄いので、脈絡膜萎縮を拡大すると思われる。
・PDTのみで加療した近視性CNVは、長期経過では脈絡膜血管新生のために明らかに視力低下する。ゆえに、色素を減量したPDTや、抗VEGF硝子体注射も考えるべきである。(YM)

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