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Retina

2012
32巻

内境界膜剝離の後の弓状神経線維層の浮腫

Retina 32巻(8号)2012

SWELLING OF THE ARCUATE NERVE FIBER LAYER AITER INTERNAL LIMITING MEMBRANE PEELING
CLARK A et al. (Italy)
RETINA 32:1608-1613, 2012
・研究の目的は特発性黄斑円孔と網膜前膜手術のための内境界膜(ILM)剝離後早期の網膜神経線維層の変化の発生率を報告する。
・2008年2月〜2010年12月の間に手術を受けた89眼:黄斑上膜55人56眼、黄斑円孔31人33眼(stage2:1眼、stage3:4眼、stage4:19眼、層状:9眼)を対象とした。
男性50人、女性49人、平均年齢70.2±9.8歳。術前の検査で弓状網膜神経線維層(SANFL)の浮腫は認められなかった。また、その他の眼疾患もなかった。
・術後1ヶ月までに28眼(31%)にSANFLを認めた。SANFLは術後平均2.15±0.7ヶ月で消失した。
SANFLの有無に関わらず、術前視力、術後視力、年齢、性別で相違はなかった。
・黄斑手術後の自発蛍光、赤外線、OCTが臨床検査で明白でないはかない網膜の内面の変化を発見することができる。
さらなる調査が内境界膜剝離のダメージを最小限に抑える手技の発達を助けるかもしれない。(CH)

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