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Retina

2014
34巻

脈絡膜転移眼14眼でのEDI-OCT

Retina 34巻(8号)2014

Enhanced depth imaging optical coherence tomography of choroidal metastasis in 14 eyes
Saad A. Al-dahmash et al. (Wills Eye Institute, Thomas Jefferson University, Philadelphia, Pennsylvania)
RETINA 34(8): 1588-1593, 2014
・EDI-OCTで脈絡膜転移のある31眼中14眼(45%)が今回の研究に適切な症例であった。
・原病変は乳癌(n=7.50%)、肺癌(n=5.36%)、膵癌(n=1.7%)。Bモードで腫瘍径平均6.4㎜、平均厚2.3㎜。局在箇所は黄斑下6眼(43%)と黄斑以外に8眼(57%)。EDI-OCTで平均腫瘍厚は987㎛、EDI-OCTで最も特徴的なことは上方脈絡膜毛細血管の圧縮や閉塞(n=13.93%)、不規則な前方の輪郭(n=9.64%)、後方の陰影(n=12.86%)、上方にあるRPEの異常(n=11.78%)。外層網膜の異常ではcost(n=9.64%)、IS/OS(n=8.57%)、ELM(n=4.29)、外顆粒層(n=1.7%)、外網状層(n=1.7%)。内層網膜(内顆粒層から神経線維層まで)は正常であった。
・網膜下液(n=11.79%)、網膜下リポフスチン色素(n=1.7%)、網膜内浮腫(n=2.14%)も認められた。
・EDI-OCTでみられる脈絡膜と強膜の腫瘍の特徴は母斑では表面が滑らかに盛り上がる。
・小メラノーマではドーム状等があるが、転移癌では表面がでこぼこした固まりで、外層網膜の途絶があるが、内層網膜は維持されるという特徴が認められる。(YM)

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