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Retina

2015
35巻

DM網膜症における光凝固後の脈絡膜厚

Retina 35巻(4号)2015

Changes in choroidal thickness after panretinal photocoagulation in patients with type 2 diabetes.
Zhu Y et al(China)
Retina 35(4): 695-703, 2015
・単純ならびに早期増殖性糖尿病網膜症に対して汎網膜光凝固治療を行い脈絡膜厚CTに変化があるかを、施行前、1,3か月後に調べた。
・中心窩のCT厚は307.2±70.7→318.0±76.4(1M p<0.001)→317.4±75.3μ(3M p<0.001)と有意に増加していた。
・凝固部のCT厚は227.5±45.0→206.9±41.1(1M p<0.001)→206.0±41.4μ(3M p<0.001)と有意に減少していた。
・これは糖尿病黄斑症があってもなくても同じ傾向であったが、視力との関連はなかった。
・これは網膜代謝上に重要な脈絡膜血管流の再構築が起こっていることを示しているのであろう。(TY)

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