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Retina

2018
38巻

シリコンオイル眼における、姿勢と眼圧との関係

Retina 38巻(5号)2018

EFFECT OF BODY POSITION ON INTRAOCULAR PRESSURE IN SILICONE OIL TAMPONADE EYES.
Pan J, Cheng D, Feng X, Zheng L, Dong Y, Hou Q, Chen F. (China)
Retina. 2018 May;38(5):939-944.
【対象と方法】シリコンオイル眼18眼、正常コントロール24眼、前向きに検討
・いくつかの姿勢ごとにAccupenで眼圧測定;座位正面視、座位うつむき、仰向き、側臥位(測定眼が下)、側臥位(測定眼が上)、うつぶせ
【結果】両群とも、座位での眼圧が他の姿勢に比べて優位に低値
・うつぶせ体位がもっとも眼圧が高かった
・どの姿勢においても両群間で眼圧の優位差みられず
・座位正面視から他の姿勢に移った際の眼圧変化も両群間での優位差みられず
【結論】シリコンオイル眼・正常眼ともに、眼圧は座位が最も低くうつぶせが最も高かった。座位正面視から他の姿勢に移った際の眼圧上昇は、どの姿勢においても両群間で同等であった。うつぶせ体位で眼圧が最も高い事実を眼科医は知っているべきであり、注意深いモニタリングをするべきである。(MK)

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