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Retina

2019
39巻

硝子体手術後の高眼圧

Retina 39巻(11号)2019

Late-onset ocular hypertension after vitrectomy. A multicenter study of 6,048 eyes.
Reibaldi M et al(Italy)
Retina 39(11): 2107-2115, 2019
・2010年1月から2015年12月の間に5施設で行われた6,048例の初回硝子体手術後の遅発性高眼圧LOHについて検討した。
・遅発性高眼圧LOHは手術2ヶ月以上後に21mmHgを超える眼圧が連続2回以上続いた症例と定義した。
・LOHは294例4.9%の術眼にみられ、他眼では87例1.4%であった(p<0.001)。
・多変量ロジスティック回帰分析では、LOHのリスクファクターは術中のtriamcinoloneの使用(OR=7.62 p<0.001)、長眼軸(25.9±1.6:25.1±1.8mm、OR=1.55 p<0.001)、術前の高眼圧(14.5±2.0:14.3±1.0mmHg、OR=1.81 p=0.003)、術後の無/偽水晶体(OR=2.04 p<0.001)であった。
・LOHの予想因子としては、1番はtriamcinolone使用(p<0.001)、2番はtriamcinolone使用眼で術前眼圧値が15mmHg以上(p<0.001)、3番目はtriamcinolone非使用眼で術後の無/偽水晶体であった。(TY)

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