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Retina

2020
40巻

両眼性急性網膜壊死

Retina 40巻(1号)2020

Bilateral acute retinal necrosis. A case series.
Lei B et al(China)
Retina 40(1): 145-153, 2020
・両眼性急性網膜壊死の30例60眼につきその臨床症状を調査した。
・25例は5か月以内に他眼に発症したが、5例では2年以上の間隔後に他眼に発症している。
・180度以上に網膜壊死を発症する比率は、初発眼では21眼中14眼であったが、後発眼では22例中3眼であった。
・網膜剥離の発症は初発眼では27眼中23眼であったが、後発眼では27眼中5眼であった。
・最高logMARは初発眼では34.1±48.2ヶ月の経過で、2.0±1.1(指数弁)から2.2±1.0(指数弁)への低下であったが(p=0.529)、後発眼では21.2±23.3ヶ月の経過で、0.5±0.4(20/66)から0.3±0.4(20/40)と改善した(p=0.005)。
・後発眼の方が予後が良いことがわかった。(TY)

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