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Retina

2021
41巻

CSC僚眼の視細胞形態

Retina 41巻(2号)2021

Photoreceptor outer segment is expanded in the fellow eye of patients with unilateral central serous chorioretinopathy.
Borrelli E et al(Italy)
Retina 41(2): 296-301, 2021
・160例の片眼性中心性網脈絡膜症CSCの僚眼160眼について、OCTで検討した。
・年齢は51.6±11.1(2080歳)、Ctrlは52.8±11.1(31-74歳)である。
・OCT像をNIHの開発したImageJソフトを利用して、中心窩約1度の水平断での視細胞外節の占める面積を測定すると、CSC僚眼では0.068±0.007mm2であったのに対し、Ctrlでは0.060±0.005で有意差があった(p<0.0001)。
・この面積はCSCの僚眼では脈絡膜厚と有意な相関があったが(R=0.166 p=0.016)、Ctrl眼では相関がなかった(p=0.864)。
・この結果は網膜と脈絡膜の変化は両眼に発生し、RPEや脈絡膜の機能低下によって、視細胞のturnoverが遅れると考えることもできる。(TY)

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