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Retina

2021
41巻

硝子体黄斑牽引症候群に対するILM剥離の功罪

Retina 41巻(10号)2021

Surgical outcomes of vitreomacular traction treated with foveal-sparing peeling of the internal limiting membrane.
Morescalchi F et al(Italy)
Retina 41(10): 2026-2034, 2021
・硝子体黄斑牽引症候群に対して、完全なILM剥離を行った群と、中心窩回避のILM剥離を行った群(FS群)とで比較した。
・主な検査項目は網膜感度、視力、中心黄斑厚である。
・傍中心窩の網膜感度は両群とも有意に上昇したが有意差が見られた(FS群 +2.43±0.63dB:完全群 +1.79±1.00dB p=0.03)。
・術前視力は両者で有意差はなかったが、術後視力はFS群 20/27:完全群 20/37で、logMARでの改善度は0.27±0.07:0.42±0.05 p<0.001で有意差がみられた。(TY)

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