The inverted intrenal limiting membrane flap technique is not recommended for the treatment of large macular holes smaller than 650μm.
Chen J et al(China)
Retina 44(12): 2086-2090, 2024
・黄斑円孔は小型< 250µm、中型250–400µm、大型>400µm、巨大>650µmにわけられる
・650 µm 未満の大型MHに対し、反転フラップ法(Inverted Flap Technique: IFT)32眼と、従来の内境界膜(ILM)剥離術37眼の成績を比較した。
・両群とも、フォローアップ期間を通じてBCVAは有意に改善したが(P < 0.001)、すべての時点(術後1,3,6か月)でIFT群の視力成績はILM剥離群よりも劣っていた(P = 0.039, 0.005, 0.006)。
・また、術後6か月時点でのELM回復率は、ILM剥離群(78.3%、29/37眼)がIFT群(53.1%、17/32眼)よりも高かった(P = 0.079/ 0.026)。
・IFTはILM剥離術と比較して、ELMの回復および視力の改善が不良であることが示され、650 µm 未満の大型黄斑円孔手術には適していない可能性が考えられた。(TY)