眼科JOURNALトップ > JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2006
124巻

増殖糖尿病網膜症に対するPRPとケナコルトの併用療法

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (5号) 2006

Triamcinoone as adjunctive treatment to laser panretinal photocoagulation for proliferative diabetic retinopathy.
Bandello F et al(Italy)
Arch Ophthalmol 124(5):643-50,2006
・両眼の糖尿病網膜症患者9例
・片眼はPRPの前にトリアムシノロン(4mg/0.1ml)を硝子体注入、他眼はPRPのみ
・FAGでの新生血管からの漏出、中心網膜厚(3,6,9,12ケ月)で検討
・12ケ月目では、FAGの漏出減少は、注入眼では88%(対照眼:50%)にみられた
・中心網膜厚は注入眼で有意に減少していた

2006
124巻

糖尿病黄斑浮腫に対するケナコルト治療へのグリッド凝固の追加効果

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (5号) 2006

Macular grid photocoagulation after intravitreal triamcinolone acetonide for diffuse diabetic macular edema.
Kang SW et al(Korea)
Arch Ophthalmol 124(5):653-8,2006
・79例86眼の糖尿病黄斑浮腫。
・48眼は 4mg IVTA3週間後にグリッド凝固。38眼は IVTAのみ
・IVTA後の中心網膜厚(前、3週間後、3ヵ月後、6ヵ月後)
グリッド凝固群:538±156, 250, 295, 301±133μm
対照群   :510±168, 227, 302, 437±271μm
・logMAR視力:3ヵ月後、6ヵ月後では、凝固群で有意に良かった
グリッド凝固群:0.70±0.39(視力 0.20)、0.71±0.41(視力 0.19)
対照群   :0.93±0.48(視力 0.12)、1.06±0.45(視力 0.09)
・黄斑光凝固はdiffuse DMEのIVTA後に改善した視力の保持に有効であり、IVTA後のDME
の再発を減少させると考えられる

2006
124巻

アミオダロンによる視神経症

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (5号) 2006

Optic Neuropathy in Patients Using Amiodarone.
Purvin V et al(USA)
Arch Ophthalmol 124(5): 696-701,2006
・AONの診断基準の明確化するため、特にAIONとの鑑別
・22例のAmiodarone内服中に発症した視神経症について検討
・14例のAONの可能性が高いもの、5例の不確定なもの、3例のAION
・一般的に、視力障害の発症時期がはっきりせず、両眼(同時)の遷延性の乳頭浮腫とされているが、さまざまな症例があり、明確な診断基準は困難

2006
124巻

特発性黄斑部血管拡張症の分類

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (4号) 2006

Idiopathic macular telangiectasia.
Yannuzzi LA et al (NY USA)
Arch Ophthalmol 124(4):450-60,2006
・GassとBlodiは1993年、idiopathic juxtafoveolar retinal telangiectasisを提唱
・今までのGass-Blodi分類を簡素化した新しい分類(IMT)の提唱。
・Gass-Blodi group1: aneurysmal telangiectasiaの10例、Gass-Blodi group2: perifoveal telangiectasiaの26例を検討した。
・Gass-Blodi group3: occlusive telangiectasiaは、症例がなく、稀であること、macular telangiectasiaが原発と言うよりは毛細管の無血管野が存在する事から、今回の分類からは除外した

2006
124巻

アプラネーション眼圧計に与える角膜、眼軸長の影響

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (4号) 2006

Effect of central corneal thickness, corneal curvature, and axial length on applanation tonometry.
Kohlhass M et al(Germany)
Arch Ophthalmol 124(4):471-6,2006
・125眼の白内障手術患者で、手術前に前房に圧センサーを注入し、環流ボトルを上昇させる事によって眼内圧を 20, 35, 50mmHgに設定し、角膜厚み測定後に圧平眼圧計で眼圧を測定した
・測定眼圧値と実際の眼圧値との差は有意にCCCと相関(p<0.001)
・角膜曲率、眼軸長は相関がなかった
・測定眼圧値とCCCとの関連を示すものとして ”Dresdner correction table”を作成
・CCC=550μmで、圧平眼圧計の値は、ほぼ真の眼圧値を示していた
・550μmから25μm偏位毎に測定眼圧値は約1mmHgづつ偏位する
・例:CCC=475μmでは、+3.19mmHgを加算、CCC=700μmでは、-6.33mmHg減算する

2006
124巻

RAPに対するトリアムシノロン+PDT治療

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (4号) 2006

Sequenced Combined Intravitreal Triamcinolone and Indocyanine green Angiography – guided Photodynamic Therapy for Retinal Angiomatous Proliferation.
Freund KB et al(USA)
Arch Ophthalmol 124(4): 487-92,2006
・26例27眼の新しく診断されたRAPの症例に4mgのIVTA後、7~14日後にICGAに基づいたPDT(hot spot+200μ)を施行
・stageⅡPED(-)2例、stageⅡPED(+)21例、stageⅢ4例
・24眼(88%)で完全にFAでのhot spotのleakは消失し、網膜浮腫、下液は吸収された
・3から8ヶ月で8眼にleakの再発が見られ、再治療し、全例で、消失
・12ヶ月で、10眼(37%)で3段階以上の視力の改善、14眼(52%)で不変、3例(11%)で悪化
・VisudyneはICGと似た性質を持っているので、網膜浮腫内にleakし、PDT時に網膜障害を起こす可能性があり、PDT前に浮腫を軽減させることは、網膜障害を軽減させ、VEGFの誘発を防ぐ

2006
124巻

近視の網膜変化を多局所ERGで検索

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (3号) 2006

Multifocal electroretinogram in adults and chiodren with myopia.
Luu CD et al(Singapore)
Arch Ophthalmol 124(3):328-34,2006
・mfERGのN1(1st negative trough),P1(1st positive peak), N2(2nd negative trough)の振幅と近視度との関連を検討
・成人では mfERGの振幅は、近視の度数に比例して減少していたが、小児では無相関であった。成人:N1(p=0.001), P1(p<0.001), N2(p<0.001)
・成人では mfERGの潜時も、近視の度数に比例して延長していたが(いずれもp<0.001)、小児では P1のみ p=0.02で相関があったが、N1,N2は無相関であった
・近視におけるmfERGの振幅減少は、近視の度数に比例するのではなく、近視性の網膜変化に由来するものであろう

2006
124巻

レーザー虹彩切開後の角膜内皮障害

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (3号) 2006

Demonstration of aqueous streaming through a laser iridotomy window against the corneal endothelium.
Yamamoto Y el al(愛媛大)
Arch Ophthalmol 124(3):387-93,2006
・rabbit眼で argon laser iridotomy(ALI)を行なったものと、周辺虹彩切開を行なったものとで、切開口からの房水流速が違うか如何かを、前房にシリコン粒を注入して測定。
・対光反応で瞳孔が収縮した時の房水流速は2.97±1.51mm/s(ALI)、0.36±0.30mm/s(PI)で有意差あり(p=0.01)
・切開口の大きさは 0.96±0.31mm2(ALI)、5.84±2.12mm2(PI)で有意差あり(p=0.006)
・ALI後の水疱性角膜症の原因の一つとして、異常な水流が影響しているだろう

2006
124巻

眼圧日内変動

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (2号) 2006

Increase of peak intraocular pressure during sleep in reproduced diurnal change by posture
Hara T et al(自治医大)
Arch Ophthalmol 124(2):165-8,2006
・未治療のPOAGで、診療時間中の眼圧が21mmHg未満(14.8±3.2)の148名。
・午前6時から夜0時まで2時間おき、夜0時から午前6時まで3時間おきに測定
・仰臥位、座位でNCT (Pulsair 2000を使用)で眼圧測定。
・Reproduced diurnal IOPとして、活動中は座位、就寝中は仰臥位の眼圧を、その個人の、その時間の眼圧として定義。
・座位の最高眼圧は16.0±2.7mmHg、仰臥位の最高眼圧は18.9±3.9mmHg(p<0.001)
・reproduced IOPの平均値の最高値は睡眠中の午前3時であった
・29例(20%)では、reproduced IOPが睡眠中に21mmHgを越えていたが、座位での眼圧では、5例(3%)が21mmHgを越えただけであった

2006
124巻

体内埋め込みの除細動器に眼科手術は影響するか

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (1号) 2006

Ophthalmic Surgery and the Implantable Cardioverter Defibrillator.
Stoller G (USA)
Arch Ophthalmol 124(1): 123-5, 2006
・体内埋め込みの除細動器(ICD)が米国では普及しつつある 日本では?
・術中にVT,VFが起こった場合、ICDが作動し、体動を起こす
・モノポーラー、バイポーラーの電気凝固器で、誤作動をおこす危険、或いはVT、VFを誘発する危険性
・電気凝固器のノイズで、ICDの機能がブロックされ、作動しなくなる可能性
・手術を予定する場合、循環器科医へのコンサルトが必要 ICDの機能停止が必要?
糖尿病網膜症の進展に対する血糖コントロールの影響
Effect of Perioperative Glycemic Control in Progression of Diabetic Retinopathy and Maculopathy.
Suto C et al (東京女子医)
Arch Ophthalmol 124(1): 38-45, 2006
・87例の白内障手術前のDMコントロールが網膜症、黄斑症に与える影響を12ヵ月後に判定
・27例:不良な血糖コントロールで、術前の急速な治療、30例:不良な血糖コントロールを術前・後殻変わらず、30例:術前良好なコントロール
・網膜症の進行は3群間では有意差が無かったが、黄斑症は急速な治療が有意に悪化させた

2006
124巻

硝子体内ケナコルト注入後の緑内障に対するALT

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 124巻 (1号) 2006

Argon Laser Trabeculoplasty for Intractable Glaucoma Following Intravitreal triamcinolone
Viola F (Italy)
Arch Ophthalmol 124(1):133-4, 2006
・44歳のCNV、65、67歳のDMEの3症例の20mgのTA ivt後の保存的治療に抵抗する眼圧上昇に対しする治療
・360°のArgonTPLを行い、眼圧がコントロールできた

過去のアーカイブ